CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは
CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」の略で、Webサイトを構成するテキストデータや画像、レイアウト情報などを一貫して管理するシステムのことで、管理画面からテキストや画像を登録することで、HTMLを編集するスキルが無くてもホームページを更新することができるシステムのことです。インターネット上のブログもCMSの一種と言えます。
CMS導入のメリット
誰でも簡単にサイト運営
ブラウザから簡単に以下の作業ができるため、HTMLやプログラミングの知識が無い人でも積極的にサイト運営を行うことができます。
(1)コンテンツの作成・更新
(2)コンテンツ入力画面の作成
(3)データベースの作成
(4)表示用テンプレートの作成
効率の良いサイト運営
HTMLやプログラミングの知識が無い人でもコンテンツの作成・更新ができ、時間を指定してのファイル公開などもできるため、効率良くサイト運営をすることができます。
安全かつ正確なサイト運営
コンテンツの作成・更新権限の制御や承認ワークフローの設定などにより、運用ミスによる誤ったコンテンツの公開を未然に防止し、安全かつ正確なサイト運営をすることができます。
WordPressとは
WordPressはデータベースにMySQLを利用し、PHPで書かれたCMSです。元々はb2/cafelogというソフトウェア名だったようですが、その後継として、「WordPress」としてソフトウェア名を変えて開発されました。WordPressは全世界で最もシェアのあるCMSで40%近くのシェアを誇っています。国内においては若干それよりも下がる様ですが、それでも国内ナンバーワンのシェアを誇るCMSです。WordPressが国内外においてここまで圧倒的なシェアを伸ばした背景には、ブログブーム初期、競合のCMSがビジネス用途に関しては有償提供だったのに対し、WordPressは完全に無償で提供した事にありそうです。多くの企業や団体、個人で使われる事によってWordPressは知名度を上げ、現在ではニューヨークタイムズ社、ウォールストリートジャーナル社、マサチューセッツ工科大学などもWordPressを利用しています。
CMSの種類
昨今では、WordPressに限らず多くのCMSがオープンソース化しています。
・MovableType
デザインの自由度が非常に高い老舗CMS。高機能な反面、初心者にはとっつき難い一面もあるものの国内シェア2位を誇る。商用利用は1ライセンスにつき52500円だったが、最近になってMTOSというオープンソース版を提供開始
・Xoops
世界中の開発者から広く拡張機能を開発・提供してもらう事で、より先鋭的な機能を追及したCMS。特徴としては会員向けのコミュニティサイトなどに適しており、官公庁などで積極的に利用されているそう
・Joomla!
競争の激しいCMS業界において、躍進著しい新進のCMS。Joomlaという名前にはスワヒリ語のjumlaを語源として「一斉に」という意味が込められているようですが、まさに共同開発にはうってつけ、全ての操作をブラウザから実行することが出来る超ユーザーフレンドリーなCMSです
今回は著名なCMSをご紹介しましたが、世界中にはまだまだ多くのCMSが存在しています。CMSにはそれぞれ特徴がありますので、ご自身に最適なCMSを見つけ出すために、多くのCMSに触れてみてはいかがでしょうか。
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